【コインチェック】5つの手数料はやや高い→結論:初心者はCoincheck一択でOK

ここまでの記事では、暗号資産初心者におススメしている「コインチェック」における口座開設からビットコインの購入の仕方まで解説してきた。

口座開設から購入までのステップにおいて、何度か「手数料」という言葉が出てきたかと思う。

このブログでは、無数にある暗号資産取引所の中でも、超初心者向けの暗号資産取引所として「コインチェック」を推奨しているが、今後暗号資産取引を進めていく上で避けては通れない「手数料」についてよく把握をしておいて欲しい。

この記事では、コインチェックで暗号資産の取引を行う際に必要となる5つの手数料について、各手数料に関する説明と他の暗号資産取引所の動向、手数料を安く抑えるコツも含めて、初心者向けになるべく簡単にわかりやすく理解できるように解説している。

暗号資産取引所を選択する際に、「手数料」が高いか安いかといのは1つの大きな比較材料となるため、まずは「コインチェック」の手数料を把握してもらい、他の暗号資産取引所と比べてどうなのかの感触を得てもらえればと思う。

 

コインチェックの手数料一覧

「コインチェック」で暗号資産の取引をするためには、以下の5つの手数料がかかる。

❶日本円の入金手数料:無料~1.018円
❷日本円の出金手数料:407円
❸販売所の手数料:無料 ※スプレッドは高め
❹取引所の手数料:無料
❺暗号資産送金手数料:0.0005BTC 

この先、暗号資産を使った取引を行う機会が増える世界がやってくるであろうから、手数料でいくらくらい取られるのかはしっかりと把握しておくことが重要だ。

この記事の結論を先に書いておくと、

・コインチェックは他の暗号資産取引所と比較すると「やや高め」の設定
・暗号資産の初心者には、手数料よりその他メリット(使いやすさ・わかりやすさ・とっつきやすさ)などが上回る
これから暗号資産を始めるのであれば「コインチェック」を選ぶのが無難

それでは、この5つの手数料について1つ1つ見ていこう。

 

❶日本円の入金手数料

コインチェックの入金方法は3種類

コインチェックの指定口座に日本円を入金する際に支払う手数料のことである。
1.銀行振り込み無料」(振込手数料は自身で負担)
2.コンビニ入金(入金額から手数料が差し引かれる)
3万円未満…770円、3万円以上30万円以下…1,018円
3.クイック入金(入金額から手数料が差し引かれる)
3万円未満…770円、3万円以上50万円未満…1,018円、50万円以上 入金額×0.11% + 495円
入金から購入までの詳細ステップを解説したこちらの記事にも記載しているが、コインチェックが指定する銀行口座(GMOあおぞらネット銀行か楽天銀行)に日本円を振り込む際にかかる手数料のことである。
これを見ると、コンビニ入金もしくはクイック入金を使って3万円未満を振込むと、なんと770円もかかってしまう・・・
770円あれば、松屋でブラウンソースハンバーグ定食が食べれてしまう料金である。

銀行振込みで手数料を抑える

さすがにこれだけの手数料を払ってまで暗号資産を始めたいという人はいないと思うので、やはり 1.銀行振込み での入金がメインとなるだろう。
しかし銀行振込みにおいても、コインチェックの手数料は「無料」となっているが、自分の銀行口座からの「振込手数料」がかかってしまう場合がある。
インターネットバンキングを利用した際における各銀行の振込手数料は、同銀行への振込なら0円のところが多いが、他銀行への振込みとなると、3万円未満なら150円程度、3万円以上なら200~300円以上も取られるところがある。
定期預金の利息でも 0.002% しかつかない状況なのに、1回の振込みでこれだけ取られるのは何とも痛い・・・
各銀行では他銀行への振込みにおいても「月〇回までは手数料無料」といった仕組みもあるので、上手くこのような仕組みを使いたいところである。

コインチェックは他取引所よりも入金手数料は高い

他取引所の入金手数料を見てみると、振込みの手段にかかわらず「無料」になっているところがほとんどであり、コインチェックのようにコンビニ入金やクイック入金で大きな手数料が取られるようなことはなさそうだ。

「ビットフライヤー」だけはクイック入金で1回330円かかってしまうようである。

コインチェックでも銀行振込みを行うのであれば手数料は「無料」となるので、あとは先に書いたように銀行側への振込み手数料をいかに安く抑えられるかを確認しておいてほしい。

コインチェックの入金に関しては以下の記事にてその手順を詳しく解説しているので参考に掲載しておく。

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❷日本円の出金手数料

コインチェックの出金手数料

日本円の出金手数料とは、暗号資産取引所(コインチェック)から日本円を自分の銀行口座に送金する際にかかる手数料のことだ。

日本円出金手数料 407円
1回の出金で407円かかるとなると、そうそう何度も出金は出来ない設定になっている。
特に暗号資産を少額ではじめたばかりであれば、出金するたびにマイナスになってしまう可能性もある。
銀行の時間外手数料よりも高いとなると、だいぶ高く感じるはずだ。

他取引所よりも出金手数料は高い⁈

他取引所の状況をざっと見てみると、「GMOコイン」と「DMM Bitcoin」が無料となっている。

「ビットフライヤー」は出金額と三井住友銀行かどうかで手数料が変わるようで220円~770円までの幅がある。

初心者のうちやビットコインを買い増しして長期で所有するのなら、頻繁に出金する機会はないはずなので、手数料が多少高くてもその他のメリットが上回ればよいはずだ。

暗号資産の経験を積んで頻繁に入出金をするような運用をするのであれば、「GMOコイン」「DMM Bitcoin」を選んだほうがよいだろう。

❸販売所の手数料

コインチェックの販売所手数料

コインチェックなどの暗号資産取引所には、「販売所」か「取引所」のどちらかで暗号資産を購入することは、これまでの記事で何度か説明してきた。

販売所手数料とは、「販売所」で暗号資産を売買する際に支払う手数料のことである。

販売所手数料 無料

この販売所手数料は、どの暗号資産取引所を見ても「無料」となっているので、ここでは他の取引所との差は生まれない。

だが、販売所にて購入する際には、「スプレッド」という手数料がかかる。

スプレッドという見えない手数料

こちらの記事でも紹介しているが、「スプレッド」とは売る時と買う時のレートの差額ということ。

我々が「販売所」で暗号資産の売り/買いを行う場合は、以下のようになる。

  • 暗号資産を買う場合 ➡ 相場より高い金額で買うことになる。
  • 暗号資産を売る場合 ➡ 相場より安い金額で売ることになる。

「販売所」ではコインチェックというお店から暗号資産を購入するようなものなので、店側としては売買する際に上記のような価格設定にして「仲介手数料」のようなものを徴収することで商売が成り立つ。

この「スプレッド」がどれくらいで設定されているのかは各暗号資産取引所からは情報が公開されておらず、販売所で実際に売買する画面を表示させて初めて分かるものだ。

また「スプレッド」はその時々で変動するもの。

大きな傾向としては対象の暗号資産の値動きが激しいときにはスプレッドが広く。値動きが少ないときにはスプレッドが狭くなるという傾向があるようだ。

暗号資産取引所によってスプレッドは2.0%~6.0%くらいと幅があり、その時々で変動するものなので、一概にこの暗号資産取引所が安いということは言い切れないところである。

 

コインチェックのスプレッド

これまでの傾向から見てみると、コインチェックは他社と比較してやや高め(5%くらい)で設定されているようである。

コインチェックの手数料のページには、「手数料相当額」という扱いになっており、以下の記載がある。

0.1〜5.0% (カバー先又は当社取引所の価格に対して)
※価格の急変時や市場の流動性などにより、上記を超える手数料相当額を含んだ売買価格を提示する場合があります

頻繁に「販売所」で取引をするというレベルの方であれば、「スプレッド」が狭い暗号資産取引所を選択すればよいが、少額で始めたばかりであればそこまで気にする必要はない。

「販売所」でまずは何回か購入してみてから「取引所」をメインに売買するようにすれば、このスプレッドの「見えない手数料」は気にしなくてよくなる。

 

❹取引所の手数料

コインチェックの取引所手数料

繰り返しの記載となるが、コインチェックなどの暗号資産取引所には、「販売所」か「取引所」のどちらかで暗号資産を購入することになる。

取引所手数料とは、「取引所」で暗号資産を売買する際に支払う手数料のことである。

取引所手数料 無料

コインチェックでは取引所のビットコインにおける手数料は「無料」となっており、他の暗号資産取引所では0.01%~0.09%までの手数料を設定しているようである。

この記事では、BTC:ビットコインをメインに各種記載をしているので、他の通貨の場合は注意してほしい。

引用:コインチェック
https://coincheck.com/ja/exchange/fee

取引所手数料の「Maker」と「Taker」

上記の表を見てもらうとわかるように、取引所の手数料は「Maker」と「Taker」で手数料が異なる設定になっている。

コインチェックでBTC:ビットコインの取引をする場合には無料なので、特に意識しておく必要はない。

簡単に記載しておくと、「取引所」における売買において

・売り板/買い板に表示されている価格(レート)で売買する ➡ Taker
・売り板/買い板に表示されてない価格(レート)で注文を出す ➡ Maker

といった感じでまずは覚えておけばよいだろう。

もう少し簡単に記載すると

・成行注文 ➡ Taker
・指値注文 ➡ Maker

となる。

「Maker」と「Taker」については、こちらの記事にて詳しく解説している。

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また、板取引に関してはこちらの記事にまとめてあるので合わせて読んでほしい。

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❺暗号資産送金手数料

コインチェックの暗号資産送金手数料

暗号資産の送金手数料とは、暗号資産を別の暗号資産取引所やウォレットに送金する時に支払う手数料のことである。

暗号資産送金手数料 0.0005BTC

ここではBTC:ビットコインにおける送金手数料を記載しているが、この手数料は通貨毎に設定が異なるので注意が必要だ。

このブログ/記事を見て、まずは少額で暗号資産を始めたばかりであれば、他の暗号資産取引所や別でウォレットへ送金する機会はほとんどないはずなので、ここはまだ意識しておかなくてもよいだろう。

ちなみに他の暗号資産取引所では、「GMOコイン」と「DMM Bitcoin」が無料となっている。

この2つの取引所は日本円への出金手数料においても無料となっており、手数料の観点では取引所として選定してもよいかと思うが、少し暗号資産取引の経験を積んでからのほうがよいだろう。

 

まとめ:コインチェックの手数料

コインチェックで暗号資産の取引を行う際に必要となる各種手数料について、各手数料に関する説明と他の暗号資産取引所の動向も含めて、なるべく簡単に理解できるように解説してきた。

再度サマリを掲載しておくと、以下のようになるので確認してほしい。

コインチェックの手数料
❶日本円の入金手数料:無料~1.018円
❷日本円の出金手数料:407円
❸販売所の手数料:無料 ※スプレッドは高め
❹取引所の手数料:無料
❺暗号資産送金手数料:0.0005BTC 

手数料の種類によっては一長一短となり、他の暗号資産取引所と比較すると「やや高め」の設定になっているのがわかったと思う。

しかし、暗号資産の取引を始めたばかりの人にとっては、コインチェックのその他のメリット(使いやすさ・わかりやすさ・とっつきやすさ)などが他の取引所よりもだいぶ上回るのではないだろうか?

これから暗号資産取引の経験を積んでいき、取引を頻繁に行ったりするようになったときには、他の暗号資産取引所を選択するなども視野に入れておいたほうがよいが、これから暗号資産を始めるのであれば「コインチェック」を選ぶのが無難だろう

コインチェック公式サイト
コインチェック

コインチェックの口座開設の手順を解説した記事はこちら

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