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【レンディングとは?】貸暗号資産の仕組みをコインチェックで解説【初心者も簡単】

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これまでの記事では、暗号資産の口座開設から実際にビットコインを購入する方法、取引のやり方までを解説してきた。

このブログでは暗号資産でガッツリ儲けるといったことは目的にしておらず、あくまでこれから到来するであろうweb3の時代に備えて、その技術基盤となるブロックチェーンに触れる機会を今の段階からしておくことを目的にしている。

よって暗号資産を頻繁に売買するような所有の仕方ではなく、基本的には長期的な観点からの保有をしていきたい。

そんな長期保有をベースに暗号資産を所有する人にとっては、今回紹介する「レンディング」はおすすめのサービスである。

今回の記事では暗号資産を貸出して利子を得る「貸暗号資産サービス:レンディング」の仕組みと実際に貸出す手順まで詳しくみていこう。

貸暗号資産サービス:レンディングとは?

既に見出しにも書いているとおり、レンディングとは暗号資産を貸出すことである。

もう少し丁寧かつシンブルに記載すると、

自分の持っている暗号資産を誰かに貸出す → 利子として暗号資産を得る

という仕組みのことである。

これは暗号資産に関する言葉の中でも比較的にイメージしやすい内容ではないだろうか。

誰かにお金を貸してその利子を得るというスキームを、暗号資産でも行えるということだ。

キャピタルゲインとインカムゲイン

株式投資をしている人にはお馴染みの言葉かもしれないが、暗号資産にも2つの種類の利益がある。

1つは「キャピタルゲイン」、もう1つは「インカムゲイン」である

キャピタルゲイン

「キャピタルゲイン」とは、保有する資産を売却することで得られる売買差益のこと。

キャピタル(capital)は資本や資金を意味し、ゲイン(gain)は「獲得する」という意味を持つ。

これも直観的に理解できるものかと思うが、暗号資産の場合も株式投資や投資信託などと同様の考え方で、「購入時より値上がりしたタイミングで売却した時に得られる利益」のことである。

ちなみにこの反対で、購入時よりも値下がりしたタイミングで売却したときの損失は「キャピタルロス」という。

インカムゲイン

「インカムゲイン」とは、資産を保有していることで得られる継続的な収入のことである。

インカム(income)は収益や収入という意味を持つ。

株式投資でいうと、株を持っていることで得られる「配当金」がインカムゲインにあたり、不動産投資でいえば「家賃収入」がインカムゲインに該当する。

暗号資産の「レンディング」も、暗号資産を保有していることで貸出すことが可能となり、貸出すことでその利子を得るということから、レンディングもインカムゲインに該当する。

暗号資産初心者にぴったりのサービス

これまで暗号資産を扱うことによって得られるのは、「キャピタルゲイン」だけだと思っていた人も多かったかと思うが、貸暗号資産サービスとなるレンディングを行うことによって「インカムゲイン」も獲得することができる。

冒頭にも、暗号資産の初心者は頻繁に売買するのではなく長期に保有することが基本であることを記載したが、貸暗号資産サービスのレンディングは、そんな長期保有をベースとしている暗号資産の初心者には、都合よく「インカムゲイン」を得られるためオススメできるサービスだ。

後で詳しく紹介していくが、更にオススメな点は、長期保有の観点でレンディングすれば年利5%も狙えることであり、銀行の年利とは比べ物にならず、またコインチェックのレンディングは他の取引所と比較しても年利が高い。

レンディングの手続きも簡単に行えるので、本ブログの対象読者にはぜひ取り組んで欲しいオススメのサービスである。

レンディングとステーキング

ここまで紹介してきた「レンディング」とよく似たものとして「ステーキング」というものがある。

この2つともに、自身が保有する暗号資産からインカムゲインを得られるという点では共通しているが、暗号資産初心者におすすめは断然に「レンディング」である。

両者の詳しい違いについては、ここで記載してもあまり伝わらないような気がするので割愛する。

レンディングのほうがおすすめな理由だけ記載しておくと、「ステーキング」は対象の銘柄(取り扱っている暗号資産の銘柄)が少なく、ここまでいろいろと初心者向けにオススメしてきたコインチェックでは取り扱っていないためである。

「レンディング」はコインチェックで取り扱いがあるし、銘柄としても ビットコイン:BTCの取り扱いがあることから、これまでの購入の流れでそのままレンディングを行うことも可能である。

コインチェックの貸暗号資産サービス「レンディング

コインチェックが提供している貸暗号資産サービスの概要について、以下にまとめてみた。

最低貸出金額

コインチェックでは、1万円相当額から暗号資産を貸出すことができる。

レンディングのサービスを行っている取引所は限られており、2023年1月時点では「GMOコイン」「bitbank」が比較的に大きい取引所である。

GMOコインの最低貸出金額は「0.1BTC」、bitbankにおいては「1BTC」からしか貸出しができないが、コインチェックは「1万円相当額」から貸出すことができるのは初心者には非常にありがたい。

GMOコインの場合であっても、1BTC=250万円のときには25万円ないとレンディングをすることができない。

これでは暗号資産初心者にとって手軽に出来るサービスとは言い難く、やはりコインチェックの1万円から貸出しできるのは魅力的だ。

貸出し期間と利率

・14日間:年率1%
30日間:年率2%
・90日間:年率3%
・180日間:年率4%
・365日間:年率5%

こちらは貸出す期間によって年率のパーセンテージが変わってくる仕組みとなっている。

銀行の預金利息は大手の銀行では「0.001%」程度の状態が続いており、また他の暗号資産取引所「GMOコイン」「bitbank」の最大年率は3%で設定されていることから、ここでもコインチェックの優位性が際立っている。

ちなみに、貸出し期間中の途中解約は出来ないことは、事前に理解してから取り組みたい。

対象銘柄

コインチェックで取り扱っている全ての銘柄で、レンディングを行うことができる。
もちろん BTC:ビットコイン も対象になっている。

対象銘柄は以下のとおり。

ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、リスク(LSK)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、
ベーシックアテンショントークン(BAT)、アイオーエスティー(IOST)、エンジンコイン(ENJ)、オーエムジー(OMG)、パレットトークン(PLT)、サンド(SAND)、シンボル(XYM)

手数料

無料

 

コインチェックのレンディング(貸暗号資産サービス)の始め方

暗号資産を貸しだす「レンディング」は、以下の5つのステップで行うことができる。

① コインチェック口座開設
② 暗号資産を購入
③ 貸暗号資産アカウントの申し込み
④ 振替(取引アカウントから貸暗号資産アカウントへ)
⑤ 貸し出し申請

それでは各ステップの内容を見ていこう。

すでにこのブログを見て暗号資産を購入済のところまでやっている場合は、ステップ❶❷は飛ばしても大丈夫だ。

Step ❶:コインチェック口座開設

まずはコインチェックで口座開設をしなければ始まらない。

口座開設は無料、スマホでも10分程度あれば登録できて最短で当日中に開設できる。

手順は以下の4つの手順のみ

  1. アプリのダウンロード(iOS・Android)
  2. アカウント登録
  3. 本人確認(SMS認証)
  4. 2段階認証

わからないときは、こちらの記事を参考にしてほしい。

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Step ❷:暗号資産(BTC:ビットコイン)を購入

口座開設が完了したら、コインチェックに日本円を入金して暗号資産を購入する。

入金から購入までにやることはざっくり以下の3つの手順のみ。

  1. コインチェックの振込先を選択
  2. 自分の口座から日本円を振込み
  3. ビットコインを購入

これまでの記事でも、暗号資産の初心者にはまずはBTC:ビットコインを購入することを推奨している。

日本円の入金は超簡単だが、ビットコインを購入するときには「販売所」と「取引所」のどちらかで購入することになる。

暗号資産の初心者は、ビットコインの購入に慣れるまでの何回かは「販売所」での購入を推奨している。

こちらの記事には、日本円の入金からビットコインの購入までの手順をスマホ画面で1ステップ毎に紹介しているので、これからビットコインを購入するという時は事前にチェックしておいてほしい。

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Step ❸:貸暗号資産サービスへの登録

引用:Coincheck https://coincheck.com/ja/lending

BTC:ビットコインの購入が完了したら、「レンディング」を行うために『貸暗号資産のアカウント』登録のステップに移る。

既にコインチェックのアカウント(取引アカウント)は持っているが、レンディングを行う場合には、レンディング用の「貸暗号資産アカウント」を作成する必要がある。

コインチェックのサイト内から「貸暗号資産サービスに登録する」をクリックしてアカウント登録をすることができる。

登録は簡単なのでここでは手順は記載はしないが、以前はスマホのアプリから登録できたが現在はブラウザからしか登録できないようなので、PCのブラウザから登録を行ってほしい。

Step ❹:取引アカウントから貸暗号資産アカウントに振替え

「取引アカウント」にある暗号資産(BTC:ビットコイン)を「貸暗号資産アカウント」に振替するステップ。

 

先ほど作成した「貸暗号資産アカウント」でログインすると、以下の画面が現れるので「コインを送る」をクリック。

 

続いて「振替はこちら」の緑のボタンをクリック

 

貸出しする暗号資産の銘柄をドロップダウンリストから選択(今回は「BTC」)

貸出すビットコインの数量を入力して、「残高を移動する」をクリック。

これで「取引アカウント」から「貸暗号資産アカウント」にBTC:ビットコインが移動できる。

 

次に左のメニューから「コインを貸す」をクリックし、貸出す暗号資産の銘柄を選択(今回は「BTC」)

下部にある「貸出期間」と「年率」を選択し、貸出しするビットコインの数量を入力して赤ボタン「BTCを貸出申請する」をクリック

コインチェック側から承認が得られたら貸出がスタートする流れとなる。

まとめ:貸暗号資産サービス:レンディング

今回はコインチェックの貸暗号資産サービスについて解説してきた。

今一度レンディングについてのサマリを記載しておくと以下のようになる。

・最低貸出金額  :1万円相当額から
・貸出し期間と利率:5段階あり最大年率は5%
・対象銘柄    :コインチェックの全ての銘柄が対象
・手数料     :無料

暗号資産を貸しだす「レンディング」は、以下の5つのステップで行うことができる。

① コインチェック口座開設
② 暗号資産を購入
③ 貸暗号資産アカウントの申し込み
④ 振替(取引アカウントから貸暗号資産アカウントへ)
⑤ 貸し出し申請

コインチェックのの貸暗号資産サービスは、使いやすく年率もよくて初心者には最適なレンディングサービスであるといえる。

暗号資産を購入したら、ぜひ今回紹介した貸暗号資産サービス「レンディング」も試してみてほしい。

 

次の記事:暗号資産の積立投資について

次も運用パートの内容であるが、コインチェックには暗号資産を毎月積立てて投資できる「Coincheckつみたて」というサービスがある。

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今後のweb3時代には、間違いなく暗号資産での取引が日常になってくるはずであり、今からコツコツと積立てしておくことで大きなチャンスを掴めるかもしれないので、まずはどんなものなのかを見てもらえればと思う。