昨年末から大きな話題が続いている「ChatGPT」。
2023年2月10日には、ChatGPTの有料版となる「ChatGPT Plus」の日本語バージョンがリリースされた。
タイトルにも記載したとおり月額20ドルのこのサービスだが、登録方法と無料版との違いから、「ChatGPT Plus」に入ったほうがよいのかどうか?
リリース直後の時点での状況をまずは記載していこうと思う。
有料版のChatGPT Plusは入ったほうがよいか?
まず個人的な見解を先に書いておくと以下のようになる。
◆ChatGPTをまだ使い始めたばかりの人や、話題になっているからとりあえず使ってみたという人には、まだまだ月額20ドルは高いので加入するのは様子見にしておいたほうがよいのではないか。
後者の人は、今回のリリース時点では少し様子見をしておいて、利用制限が厳しくなってきたら有料版の加入を本格的に検討するといった感じでもよさそうな感じがするが、その点について以下でもう少し詳しくみていこう。
まずは「ChatGPT Plus」の登録方法から。
ChatGPT Plusの登録方法
ChatGPT Plusへの登録方法は至って簡単であり、他のWebサービスを購入するときと同じようにクレジットカードを登録するだけでChatGPT Plusが使えるようになる。
2023年2月10日以降にChatGPTを開くと以下のような画面が出てくるはずだ。
ここで「Learn more」を押してみると以下の画面に遷移する。
ここで右上に「$20/mo」と記載があるが、月額20ドル($20/month)であることがここで表示される。
ChatGPT Plusがリリースされた2月中旬は1ドル=130円くらいなので、月額2,600円くらいとなる
更に緑のボタン「Upgrade plan」をクリックすると以下の画面が表示される。
メールアドレスの欄には登録したアドレスが表示されており、あとはクレジットカードなどの情報を入力して「申し込む」ボタンを押すだけだ。
ここまでの登録については特に躓くことなく進められるのではないかと思う。
ChatGPT有料版と無料版の何が違うのか?
ここでは先ほどの登録時の画面を見て内容を確認しておこう。
左に現在のFree Plan(無料版)、右にはChatGPT Plus(有料版)の比較が掲載されている。
ChatGPTの利用に関して
以下のような記載の違いがある
- 無料版)Available when demand is low
- 有料版)Available even when demand is high
ChatGPTは爆発的にユーザーが増えたことから、アクセスが集中するタイミング・時間帯には利用に制限がかかる場合がある。
有料版ではこの制限なく、アクセスが集中するタイミングでも利用可能ということになる。
無料版には「demand is low」との記載があり、アクセスが少ないときは可能として記載されているが、個人的には未だに制限されたことはない。
ChatGPTの反応に関して
以下のような記載の違いがある
- 無料版)Standard response speed
- 有料版)Faster response speed
ChatGPTに質問や指示をだすと、カーソルが点滅してChatGPTが考えている風な状況になるが、内容によっては表示されるまでにだいぶ時間がかかるときもある。
有料版ではこのレスポンス・タイムが早くなるとのことだ。
実際にどれくらいレスポンスが早くなるのかというと、これも質問や指示の内容にもよるところだけれども、確かに回答までの時間は無料版よりも早く感じる。
感覚的なところなので何とも言えないところだが、明らかに無料版よりかは早いと言える。
あとはこの反応の速さに月額20ドルをかける価値があるか?というところだろうか。
新しい機能の優先度
以下のような記載の違いがある
- 無料版)Regular model updates
- 有料版)Priority access to new features
新たな機能が出たときに、有料版では優先的に使えるということだろう。
だがこのリリース時点では、特に有料版の人だけが使えるという新機能はリリースされてないようだ。
これからどんどん新機能がリリースされていくことが予想されるが、その際にいち早く有料版ユーザーが使えるということになりそうだ。
まとめ:ChatGPT Plusは入ったほうがよいか?
これまでの無料版と比較して3つの違いが提示された今回のChatGPT Plusの初回リリースを紹介した。
使いたいときに利用制限がかけられてしまっていて仕事が出来ないなんてことにもなるだろうし、やはり「Available even when demand is high」が現時点では一番のアドバンテージになるのではないか。
一方で、
問い合わせに対するレスポンスについては、よほどのせっかちな人でない限り 待てるくらいの反応はあるし、仕事で使ってないのであれば一時的に使えなくてもそれほど影響はないはずだ。
だが、今後このアクセスが集中している時間帯にどれくらいの制限をかけてくるのかによって、「夜だと無料版はまったく使い物にならない」なんてことになる可能性もあるかもしれない。
今回のリリース時点では少し様子見をしておいて、利用制限が厳しくなってきたら有料版の加入を本格的に検討するといった感じでもよさそうだ。
ChatGPT関連の動きが早いことが想定されるので、ちょくちょくChatGPTを使ってみて新機能の追加有無や利用制限の状況などをチェックしておきたいところ。
また新たな情報があれば、このブログでも随時紹介していこうと思う。
ChatGPTについては以下の記事でも紹介しているので、合わせて読んでみて欲しい。
前回のこちらの記事では、MicrosoftがChatGPTを開発したOpenAIに1兆円規模の投資を行うことによって、Microsoftの検索エンジン「Bing」がどのようになっていくのか?という内容を書いてみた。その記事を書いてい[…]
このブログでは、50歳からの人生を豊かにするために、45歳会社員が今後どのようなことをしていくべきなのかを、いろいろと記事にしている。2023年1月にこの記事を書いているのだが、ここ最近は「ChatGPT」の凄さに驚くばかりの日々を[…]