飛行機の中でのよくある光景
赤ちゃんや小さい子供を連れての飛行機は大変ですよね。
特に赤ちゃんを連れてのフライトは、パパママはとても神経を使うことになると思います。
ウチはもう、その時期は越えたので、そこまで心配はしなくてよくはなりましたが、出張で海外線のフライトだったときなど、よくこんな光景に出くわします。
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搭乗して離陸する頃から赤ちゃんが泣き出して、それからしばらくずっと泣いているような状況がよくあります。
特にシートベルトサインがついているときは、もう座って我が子が泣き止むのを待つしかなく周囲の人に対しても非常に気を使います。
また機内が暗くなって、多くの方が眠りに入る時間帯などで泣き止まない状況になったときも、パパママはホント困ってしまいますよね。
どこの国の人々も対応はだいたい同じ
こんな状況になってしまったときの対応は、どの国の方々も同じような対応をしています。
ファミリーでフライトしている方が多いので、だいたいはパパが赤ちゃんを立って抱っこして、トイレ付近の通路でユラユラしているパターンが多いです。
赤ちゃんや小さい子は座って抱っこしてユラユラしても泣き止まないことが多いですよね、立って抱っこすると泣き止むことが多いのですが、あれは何でですかね?
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でもパパもずーっと立って抱っこしている訳にもいきません。
赤ちゃんといえど3kg以上はあるわけで、泣いて落ち着かない赤ちゃんをあやしながら抱っこするのは、かなり体力も神経も疲れます。
なので少し落ち着いたら、座ってあやすことは続けることになるんですが、またしばらくすると泣き始めるという、無限ループな状況になることがよくあります。
飛行機の中にはいろいろな人が乗っている
パパが抱っこしていると、フライトアテンダントの方が通るたびにニコってしてくれたり、少し話かけてくれたりして、なんだか嬉しい気分になります。
またトイレに来た女性もよく話しかけてくれたり、飴ちゃんをくれたりとかそんなことしてくれる人もいます。
男性でも通りがかりにおもしろい顔をして、少し笑わせてあげようというサービス精神旺盛な方もいますよね。
でも機内はそんな暖かい目で見てくれている人ばかりではないのが現状です。
特に海外線のエコノミークラスなんかは、ただでさえ窮屈な場所に10時間くらいずっと同じ体制で座ってないといけない状況、リクライニングができたとしてもほんのわずかで、当然足も伸ばせません。
そんな窮屈な状況でも、到着したあとにはそれぞれの行動が待っている訳で、時差のことも考慮すると、海外線のフライトでは寝ることが非常に重要なアクションとなります。
通常よりも寝にくい状況においても寝ないと到着してからしんどくなる中、近くで赤ちゃんの泣き声があったらそれだけで寝れない状況に。
中には心無い言葉を発する人がいるのも現実であり、トラブルになるケースもあるかと思います。
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また逆に、パパママが自分の子のことをほったらかしにしているケースもたまにあるようです。
日本人はそんなことは出来ない人が多いと思いますし、ごく一部の方だと思いますが、泣いていることにはまったく対処せず自分はヘッドフォンして音楽聴きながら知らぬ存ぜぬな感じな方も中にはいるようです。
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そんな放置している方は別として、一所懸命に我が子をあやして落ち着かせようと頑張っているパパママには、周囲からも暖かい目で見てあげて欲しいものです。
そんないろんな人が乗っている機内で赤ちゃんが泣き止まない状況になってしまったとき、周囲含めてみんな快適なフライトができるようにするためには、どういうことをしていったらいいのでしょうか??
みんなが快適なフライトになるために
まずこれは飛行機にのる乗客だけの問題ではなく、航空会社含めてフライト全体のテーマとして取り扱うべきだとおもいます。
もちろん赤ちゃんを連れてフライトすると決めた以上は、当事者が一番いろいろと対策や対応、準備したりすることは当然というのが前提ですけど。
いろいろなことを想定して自分たちのみならず他の大勢の乗客がいることをしっかり認識してフライトに臨むことが必要です。
なんですが、やはり乗客単位での対策や対応では限界があります。
ここはやはり航空会社側でもこのテーマに対応した取り組みが必要になるのではないかとおもいます。
以下に、少し案を書いてみます。
WiFiサービスを優先的に提供する
国内でいえば、JALはWiFiは無料でサービスしていますが、ANAは有料のサービスになっていたかとおもいます。
小さい子供や赤ちゃん連れの乗客にはWiFiの提供を無料にするサービスがあるといいとおもいます。
すでに無料で提供しているJALの場合は動画閲覧をよりスムーズになるような優先帯域の提供などのサービスがあってもいいとおもいます。
というのも、赤ちゃんの興味を引くために、ネットの力を使わない手はないです。
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小さい子供や赤ちゃんは何かしらお気に入りの映像があるとおもいます。
また初めてみる映像を見て興味を引く場合もありますし、映像から流れる音に興味を引くことも多いとおもいます。
もちろん飛行機の中のサービスとしてキッズ向けの映像がいろいろ用意されているとおもいますが、でもこれはあらかじめ用意されているコンテンツだけで、その時々のデマンドに応じたコンテンツではないです。
ネットを使える環境があれば、その時に応じた内容を検索して情報を見れるようになりますし、YouTubeで検索すればその時の状況に応じた映像をその場で見ることができます。
また赤ちゃんのお気に入りの映像や画像をその場で検索して見ることができます。
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私の経験では、子供がグズっているときに、いくらディズニーや子供向けの画像を見せても全然泣き止まないときがありましたが、YouTubeで昔のドラマ「白い巨塔」をふと見せたらすぐに泣き止んで、財前教授の総回診のシーンをじっと見てからいつのまにか寝てしまったことがありました。
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何が子供の興味をひくかわかりませんので、そこはパパとママの経験と勘がモノを言うところかとおもいます。
ただネット環境があるだけで、それだけの広い選択肢が得られることはとても大きなメリットだとおもいます。
ただ課題もあります。
飛行機でのWiFi提供は衛星からの通信回線によるものなので帯域が非常に狭い回線です。
地上で使うような快適な速度は保証されないのが現状であり、機内での動画閲覧は快適には見れない状況なのが現状であるため、この部分はもう少し改善が必要です。
今後、テクノロジーが進化して、OneWebなど地球からもう少し近い位置にある衛星からのインターネット回線の提供などが実用化されてくれば、飛行機内のネット環境はかなり改善されてくるとおもいます。
キッズスペースを無理やりつくる
現行の飛行機にはキッズスペースがあるものはさすがにないですよね?
でもビジネスクラスの1名分のスペースくらい使えば、小さいながらもキッズスペースが作れるんじゃないでしょうか??
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赤ちゃんが泣くのはいろいろな理由があると思いますが、やはりずっと同じ状況におかれることでのストレスがかなり大きいのではないかとおもいます。
自分で動けない、ハイハイできない、ゴロンと横になれない、など通常は何気なくやっている行動が思うようにできないことが、大きなストレスになっているとおもいます。
それに加えて飛行機の騒音が加わってさらにストレスが増えている感じなはず。
小さいスペースでもやわらかいマットの上で自分が思うように動けるスペースがあれば、それだけでストレスは軽減できるのではないでしょうか。
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大人の我々でさえ、例えば飛行機内に畳1畳のスペースがあって1分間だけそこに横になって伸びができるって状況になったらやりたくないですか?
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ましてやエコノミー症候群なんてものもあるくらいですから、少し順番待ちしてでも畳の上でゴロンっとするだけで多少はリフレッシュできるとおもいます。
赤ちゃんもたぶん同じだとおもいます。
ただこちらも課題がいろいろ
赤ちゃんが沢山乗ってるフライトでは順番待ちになってしまう
キッズスペースにいる時間が十分ではない場合、次の赤ちゃんに交代になるときにまたギャン泣きしてしまうという可能性があります。
それがトリガとなって自席に戻ってもずっと泣いてしまうなんてことにもなるかもしれませんが、そこはYouTubeとの合わせ技でなんとか乗り切りたいところ。
少しでも体を自由に動かせたということは、リフレッシュになったことには間違いないとおもいます。
シートベルト着用サインが出ている間は使えない
気流の関係でこの着用サインが長時間点灯しているフライトになってしまうことも稀にあるかとおもいます。
そんなときはもうお手上げとなり自席でYouTubeで頑張るしかありません。
飛行機にそんなスペースをそもそも設置することができるのか?
安全上やセキュリティの関係で様々なレギュレーションのある飛行機に果たしてそんなスペースが設置できるのか。
もし安全上でも設置できるということであれば、あとは航空会社の心意気次第になるのか?
いろいろとハードルはありそうです
航空会社のお偉いさんに届け
飛行機内という通常とはまったく異なる環境かつストレスがかかる環境において、赤ちゃんが泣いてしまう、、、これはもう致し方のないことだとおもいます。
赤ちゃんの頃そんな環境におかれたら、誰だって泣くはずですよね。
そこは、大人というか飛行機内というか、もう少し大きく言うと社会全体でフォローし合うようにしていくべきかなあとおもいます。
子供は社会の宝です。
みんなが快適にフライトできるよう、もう少しいい仕組みができればなと思った次第で、こんな記事を書いてみましたが、どこかの航空会社のお偉いさんがたまたまこの記事を目にして、早速やってみよう!ってことになったらいいなって秘かに思ってます。
ですが、如何せん本ブログは弱小ブログなので、なかなか世間の方の目には触れないまま埋もれてしまうかもしれません。
何もしなければおそらくそうなってしまうので、、、どなたか航空会社のお偉いさんに一言繋いで頂けると幸いです!
なーんて、まあ私が思いつくようなことは、既に多くの方が検討しているはずなのはわかっていますが、、、
これから赤ちゃんを飛行機に乗せる機会のありそうなパパとママの参考になれば幸いです。